MAO 大五は何をしようとしているのか

今回、大五の魂(おそらく紗那が御降家崩壊の日に師匠の手から解き放ったものでしょう)が夏野とともにあることがはっきりしました

夏野は泰山府君の術で生きながらえているのですが、それだけではなく大五の土の施術で生かされてもおり、それは大五の意思に基づくものということです

 

では、大五は何をしようとしているのか 

紗那の復活なのでしょうか、おそらく同じように紗那の復活をもくろんでいる猫鬼(灰丸)と何らかの取引をして900年かけて生き返った(泰山府君ではなさそう)のですが、猫鬼にとっては意外なことにすぐに紗那の復活に向けて動き出すことなく、

夏野を通じて紗那の最期を細部まで知ろうとしています

その間、復活した自分の魂の抜け殻は放置したままですらあり、

そうまでして紗那の気持を確認しているとすれば大五の紗那に対する気持は本当であったということになります

本人が望まない形では復活させる意思がないということなのか・・・?

 

ただ、それだけにつきるのかといえば、はっきりしないところもあります

夏野のところに契約に現れた土人形はおそらく大五の魂を宿したものなのでしょうが

大五の肉体が復活する前に五色堂に赴いた猫鬼は崩壊した土人形を見ており(大五の魂が夏野に宿っているためか?)、「久しいな、五色堂の守り神(土人形)」と言っています おそらく土人形と猫鬼は紗那の死後、夏野に大五の魂を移すどこかのタイミングで対面して、大五を復活させる取引をしたのでしょう

ただ、大五と猫鬼の思惑は異なっており、大五に魂を戻して五色堂に呼ばれた術者同士の殺し合いの再開をとりあえず猫鬼はもくろんでいるようです

術者同士の殺し合いで後継者争いを指せる一方で、摩緒と紗那を契らせようという師匠の計画を進めているようにみえます

ただ、何のためにということになると師匠とは異なり、紗那のためという気もします

ここはまた考えるところですねw