よふかしのうた 考えるナズナ?(2023年32号 少年サンデー)

よふかしのうたも最終章に入った感がありますね コウとナズナの話にどう決着をつけるのか

直前のマヒルとキクの話が「吸血鬼は人に恋してはならない」という禁忌の真偽にからめてあの衝撃的な結末だったので固唾を呑んで見守ることになりそう

 

恋愛ものとしてもまだ動き出していないwアキラという存在がいるし、人と吸血鬼という側面からみても、コウは半吸血鬼、ナズナは人との混血(ダンピール)ということなので先が読めない

ただ、マヒルとキクの話が始まる前にコウは人(昼)、ナズナは吸血鬼(夜)という選択をして、なおかつ、友だち(元カノ、元カレ)という関係になるんじゃないかと直感・・・いってみれば、ウェンディとピーターパンのようなオチ

その感じは自分的にはまだあるのかな いや、分からないです

 

今回、ナズナが育ての親のカブラのところにいったのは、母ハルと父のことを聞きにいったんでしょう 

ハルが父の血を吸わなかった(眷属にしなかった)のは禁忌に触れると父の命も失われるかもしれないと考えたにしても、眷属は創らず他の人の血を吸うというアザミやススキのような選択はできなかったのかという疑問は当然生じる

また、父を残して自分は先に死ぬというのは相手からすれば非常に残酷な選択で

なぜ、そうしたのかも疑問に思うところです

 

ちなみに、キクがカブラが現在務めている病院の看護士をしていた時に、探偵さんの父親(目白キョウイチ)と知り合ったのだとすれば、カブラも探偵さんの父親を知っていたのじゃないかという気がします というのは、探偵さんの偽名鶯アンコを聞いた時の

カブラのリアクションがビミョーでずっと気になっていたから

ただ、目白と鶯では春の鳥(?)ぐらいの共通点なのでただの思い過ごしかもw

 

MAO 師匠としての夏野・・・

夏野の立ち位置に一抹の不安がありましたが、惚れた弱味か、とにかく甘い摩緒とは一味違う師匠としての立ち位置に揺らぎなし ピッコロさんと一緒で師匠向きの性格かw

そして、菜花に手を汚させない覚悟も示しました

 

土=黄であり、しかも、五行の中では最上位(らしい)ので大五・夏野を継ぐような菜花の成長はこれからの話で大きな比重を占めてくるのかも

例えば、新御降家は土の術者が表立ってはいないので(大五の抜け殻は別にして)何かの目的で五行の術者をそろえなければいけないなら、菜花が必要になってくるのかも

 

新御降家は金の術者が双馬とかがりとダブっているのが気になっており、どちらかは離脱するのではと思っていましたが、獣に取り込まれつつある双馬はかなりキビシイ

MAOはかなりシビアな描写をしてくるので、双馬はもちろんまだ幼い弟達の運命も気になるところ・・・

 

MAO 菜花と双馬との決着の時来る?

獣と一体化しつつあるのか、もう後戻りできない状態になった双馬 これが最後〔最期?)かもという気がします

弟たちを補充要員とみている白眉としては双馬はただの道具にすぎない それを感じてはいるのかもしれないが、業の深い一族に生まれ、育った双馬自身には大した事ではないのかも

 

おそらく成長している菜花に勝てないと思いますが、獣に乗っ取られるような状態になり、祓うには命を引き換えにするしかないような場面が予想されます

ただ、摩緒は菜花に手を汚させはしないでしょう 

気になるのは夏野で、彼女自身のキャラとしては可愛がっている菜花にそこまではさせない(と思いたい)ですが、彼女の行動を決めている者(大五か?)の思惑によっては

あるいは、シビアな局面になるかも

 

 

 

MAO 菜花の成長の先にあるもの (サンデー26号)

単独で強敵を祓い、確かな成長を見せた菜花 師としての夏野の力は実に大きい 

菜花に弱い〔甘いw)摩緒とはダンチですね

悟飯の師匠が悟空ではなくピッコロなのを思い起こさせます

 

夏野が菜花を可愛がる気持に嘘はない

ただ、前にも書いたように自分には大五や猫鬼の思惑とは無関係とも思えない 

大五に関しては紗那への想いが根本になってそうですが、猫鬼(灰丸)はどうもはっきりしない ただ、猫鬼は単純に邪悪な蟲毒というわけでもなさそう

 

大五=摩緒 紗那=菜花 あるいは、五行の属性的には大五=菜花 紗那=菜花 かな

まだ、菜花の成長譚が続くようですが、相手は一度も勝てていないかがり・・・あるいは、双馬か

 

 

 

よふかしのうた 目黒キョウイチについて

合併号で、キクもハルと同じくナースをしていた頃があり、キョウイチはその頃の知り合いだったということになりますか

ただ、目黒家の悲劇が起こった時にはナズナちゃんがいる以上、ハルはすでに亡くなっているはずで、キョウイチはずいぶん前(ハルの存命時)から通院していたことになりそうですが、どうなんでしょうナズナちゃんは40女じゃなく、三十路なのかw

描写をみると、キクが心中相手として眷属にしたというより、キョウイチは重篤な病をキクに血を吸われる事で克服しようと懇願したが、キクの眷属になることではなく、人として目黒家に戻る事を選んだってことでしょうか・・・?その上での悲劇?

 

 

ている

 

 

2023 サンデー 22・23合併号

☆MAO

夏野は菜花の成長を願っている、その気持に嘘はない ただ・・・、それが大五の何かの意思を反映してもいるとすれば、やはり、紗那の復活がらみかとも思えます。猫鬼の目的も大五の復活自体ではなく、灰丸の主人である紗那の復活のような気がします。とすれば、菜花が紗那を復活させるための依代として必要なのかも

ここは本当にMAOの核心部分の一つでしょうから、この妄想がかすっていた(苦笑)としても分かるのはまだまだ先でしょうか。

 

☆よふかしのうた

キクとマヒルの心中という衝撃的な結末だったマヒル編のエピローグ? あるいは、次のアキラ編(おそらく)のプロローグ?

何が飛び出すのかと思いましたが、探偵さんの親父さんがキクではなく、娘キョウコを選んだ事の再確認

下手をすれば、キョウイチさんがナズナちゃんの父親かもと妄想を展開させていましたが、大はずれだったよう(苦笑 でも、これでよかったのかな

コレとは別になにかはありそう 例えば、キクをハーデンベルギアの花畑(のはずだった)の近くまで乗せていったトラックのドライバーさんは再登場がありそう

とりあえず、次からはいったんハツカの過去編あたりがくるのかな

 

☆ビグネス参式

終了ですか・・・自分は画が分かる人間ではないのですが、カット割りとかでかなりのレベルにあるように感じた作品。ヒーロー・ヒロインが一癖ある子たち(魅力がないとは自分は思わなかったですが)だったので、スタートで出遅れ、取り戻せなかったのかなにか、方法があったんじゃないかと惜しまれる作品。

摩緒 「あの日」について その5

2 紗那と幽羅子

 

幽羅子登場以来の謎がここで明かされました。二人は双子。御降家を呪いの家足らしめる運命を背負わされており、呪いの器である幽羅子と濾過機である紗那。

二人とも愛する男性とともに御降家から逃れようとして逃れられないという宿命でしょうか。

 

紗那の心臓が邪気を祓うモノであることが明らかになりましたが、幽羅子がそれを廃棄したはずの隠れ家まで取りに来たというのが気にかかりました。

幽羅子が帝都に来ながら摩緒を避けていたのはおそらく自分自身が紗那のような清らかな存在になりたかったからでしょう。幽羅子としては紗那の心臓に頼らずにそうありたかったので、いったん隠れ家に心臓を放棄したが、大五に手傷を負わされて仕方なく隠れ家まで心臓を取りに戻った・・・?というところでしょうか。

 

不知火と幽羅子は大五の狂言後の死について何かの事情を知っているようです。

おそらく師匠が大五を誅殺したのでしょうが、それ以上に何かの関わりもあるのか。

 

幽羅子と不知火の関係も結局摩緒に対する立場が違いすぎるので呉越同舟という感じかと思うのですが、幽羅子の「兄様(あにさま)」呼びといい、何がしかの情もお互いにあるんでしょうか?