摩緒 「あの日」について その3

このところ、急展開で明らかになりつつある900年前の「あの日」

ポイントになりそうなところのうち、紗那が何を意図していたのかは最新号で明らかになるかも。百火は紗那に頼まれて宝物殿に火を放ったのだろう。

 

1,そもそも摩緒は宝物殿にどうしていったのか。

作中では雨の中、摩緒が宝物殿に行き、師匠の遺体と泰山府君の秘術を喰らっている猫鬼を発見するところから「あの日」の回想は始まっている。

誰かに行くように言われたなら、その誰かが罠にはめようとしたのか。また、紗那あたりに言われたなら、その紗那が誰かにはめられていたのか?

 

2、猫鬼=灰丸は邪悪な妖なのか

「あの日」、摩緒は猫鬼が師匠を殺し、秘術を奪おうとしたと思い込んでいたため、

猫鬼の首を破軍星で切り落とすという事態になった。

 

しかし、灰丸はおそらく紗那に秘術を取ってきて欲しいと頼まれて、それに従っただけのような気がしてならない。

あわせて、宝物殿に火を放つことで御降家の後継者争いを止めようとしたのが紗那の意図するところの一端ではないか。紗那が心臓をつかみ出された時は直ぐに駆けつけてきており、その後、御降家のものに深手を負わされてから、同じく瀕死の摩緒に一体化を迫っているが、まずは生き延びよう(摩緒も生かそう?)という意図からなるものではないか。

なぜ、生き延びようとしたのかといえば、ひょっとすると、紗那の仇射ちかも

 

3、幽羅子はどこまでの事をしたのか。

紗那殺害の実行犯の可能性は極めて高くなった。しかし、それ以外の事(例えば、師匠を殺すこと)は地下に幽閉されていた幽羅子が単独でできたのだろうかと考えると、共犯ないし首謀者の存在が推測できる。

そして、「あの日」の時点での不知火はそんな事ができる実力はなく、一方、師匠に忠実だった白眉がそういう意図を持つとも思えない。

 

4、大五・・・?

復活してきたが、敵か、味方か。未だにはっきりしない。以前、謎だらけ。紗那を本当に愛していたのか、単に御降家を手に入れる為の道具と思っていたのかも分からない。

大五は「あの日」の事に関わっているのか。そもそも五色堂に呼ばれた翌日に本当に呪殺されていたのか。

ちなみに、夏野は大五に好意を抱いているっぽいが、この想いが報われるのは極めて難しそう。

 

5、華紋と真砂

「あの日」について、とりあえず関わりはないと思われる。ただ、真砂はともかく、華紋は逢引の場に真砂がやってこないのに朝まで居続けたのだろうかとも考えられる。

実はもっと早く御降家に戻っていた可能性もなくはないかも。