アクタージュ 覚書 その25 (詳細が明かされなかった3人のキャラ雑感)

個人的に、掘り下げを期待していたのですが、かなわなくなったキャラ3人・・・

 

1、黒山の師

巌が黒山にお前は師に似ているといい、黒山が師匠ではないと否定するキャラ。

知名度はともかく演出家として相当の力量があった人物なのでしょう。

おそらくは映画監督か。

 

2、星アリサの夫

作中、一度も触れられていないのがかえって何かあると感じさせたキャラ。

おそらくは故人でしょう。

故人だとすれば、この人を失ったことがアリサが女優を引退するきっかけになり、

巌の舞台が言葉は悪いですが、とどめになったのか。

 

どんな人物だったのか。

アリサが30そこそこで女優を引退し、そこから、スターズを一から立ち上げてあそこまで大きくしたというのは無理があるような気がします。

というのは、アキラをもう子役として売り込むぐらいの力をスターズは持っていたようだからです。

先代のスターズの社長なのか?

アリサを大女優にした映画監督で、会社を立ち上げたのはアリサの夫というのもありかも。

黒山の師でもあると、無名の黒山がアリサに可愛がられている(?)ように見えるのも理由がつくかなと妄想していたのですが、妄想しすぎかもしれません。

 

3、夜凪の父

上記2人よりは多くの描写がみられますが、それでも、まだまだ謎が残ったキャラ。

羅刹女編でも、夜凪が直接父親を乗り越えていったとは言い難い気もしたので、

どこかで、直接の絡みが予定されていたかもしれません。

今は、小説家ということですが、その前は映画に関する事をやっていたのでしょうか?

ただ、

ビデオはたくさんあっても撮影関係の機材などはなかったところをみると、脚本家だったのでしょうか。世間的には有名ではないのでしょうが、花子の口ぶりからすると、芸術家としての才能がない人物ではなさそうです。

ちなみに、父といえば、夜凪の母にも触れないわけにもいけないのですが、彼女は父以上によく分からないですね。

最後まで、父を恨むことはなかったようなのですが、父本人か、それとも、父の才能を愛していたのか。あの状況で3人の子供達にキチンと愛情を注ぐというのは誰でもできることではないでしょう。