★MHK 大河顔合わせ当日
「スミス」を伴って、意気上がる皐月。
表紙絵 環蓮・夜凪景・鳴乃皐月 アオリ 三人一役主演トリオ
環におちょくられた夜凪だけ、ちょっとふくれっ面。
★自販機の前で、環に出くわす夜凪と柊。
挨拶もそこそこに、三人で一人の人間を演じる難しさを語る夜凪。
環に1つ方法を考え付いたと言う。
そこへ皐月が登場。如才なく、環に挨拶。
先輩風を吹かして、夜凪の大河出演を祝福する皐月。思わず、皐月の頭をなでる夜凪。
肩を叩かれ、振り向くと環の人差し指が頬に。「キミもカワイイよ。」とからかわれて、ふくれっ面の夜凪。
プリプリしながら、黒山に似ているし、この人好きじゃないと柊にこぼす。
と、目上には可愛がられて何ぼでしょと夜凪をしかる皐月ねえさん(笑
そこへ顔合わせにやってきた新名夏。
「主演の環さんは遅れるぐらいがいい。」と言う皐月のベテラン芸能人のような言葉にショックを受ける。
皐月の言葉を受け流した環は、あそこは鬼の巣で、私なんて可愛いもんだという。
★顔合わせの現場
一話目のキャストを中心に来てもらったという多士済々の面々。
昭和の大御所。歌舞伎界の異端児。ベテラン二枚目俳優。元トップアイドル。でたらめな新人・・・と数える皐月。
脚本の草見修司が挨拶する。撮影所時代の日本映画を支えた大女優薬師寺真波の物語を
書く資格があるのか、悩んだが、結局、受諾したのは真波の実の娘である薬師寺真美が真波の祖母文代役で出演するからだと述べる。
それを受けて、薬師寺真美が真波は母というより師であった。自分を娘ではなく、ライバルとしてみていた真波の恐ろしさ・美しさは誰よりも知っている。
30才若ければ、自分が真波を演じたかったと環蓮を見やる。
「ありますよね。そういうの。」と受け流す環だが、張り詰めた空気になる。
「怖い、怖い」とおちゃらけながら、新名夏に話しかけるベテラン二枚目俳優。
さらに、別の男優が、「いくつになっても女は怖い。女は怖いくらいが一番いいんだよ。」とまぜっかえし、
「お前の母ちゃんも良い女だったな。入江。」と若い女優に話しかける。
入江は無言。
そんな様を見ながら、皐月が夜凪に話しかける。皆、記者会見にいたのに、自分達は呼ばれなかった。呼ばなかった事を後悔させてみせると。
その話を聞きながら、環を見やった夜凪が「自分の上に誰かがいるのは悔しいわよね。」と話し、そのためには、真波のことを聞かないとと薬師寺真美に視線を移す。
とちょうど夜凪と皐月に視線を向けた真美が今の子に映画が人生の全てだった母を演じるのは酷でしょうと言い放つ。アリサちゃんはすぐ芸能を捨てましたからと続け、再び、張り詰めた空気になる。
社長のアリサをアリサちゃん呼ばわりした真美が自分に真波を演じるのはムリと揶揄したのを悟った皐月だったが、無理に笑顔を浮かべて「精一杯がんばります。」と場をおさめようとする。
が、そのやりとりに、夜凪が突然立ち上がる。
「私たち必ず3人で真波役を演じきります。」「だから、その時は皐月ちゃんに謝ってください。」
夜凪を一瞥して、「あなた、誰だったかしら」と薬師寺真美。
目をそらさない夜凪。
それを見て、冷や汗を浮かべる皐月。口元に笑みを浮かべる環。
★顔合わせ後。主演トリオ三人。
女優のトップを越える存在の薬師寺真美に喧嘩を売ったと夜凪を「バカバカ」と叱る皐月。
一方、環は女優は女優に嫌われてなんぼだよと余裕の表情。
お芝居は喧嘩じゃない。自分は今とても冷静だという夜凪。
薬師寺真波の暮らした町で撮影まで一緒に暮らしましょうと提案する。
心配気な皐月をよそに「それでいこっか。」とあっさり承諾する環。
以下、次号。
*小意地の悪そうなキャラというのはアクタージュには珍しいですね。
星アリサは自分なりの考えがあっての振る舞いでしたが、薬師寺真美はどうでしょうか。
祖母文代は真波にとっては最初の壁のような存在らしいので、親しくならないよう距離を置いているという可能性もなくはないですが、素で小意地が悪そうにも見えますねぇ。
偉大すぎる母親にコンプレックスを感じており、周囲に余計なプレッシャーを与えているのか。
あと、夜凪景はこういう人ですね(苦笑 空気を読まない時があるし、そういう時は演技と違って繊細さの欠片もみせない。
ちなみに、さりげなく登場した入江ですが、若そうな彼女が夜凪が真波役を勝ち取ったオーディションの3人目の合格者、すなわち、真波の共演者役なのでしょうか。
どんなキャラか、もう少し知りたかったですが、やむなしです。